強盗慶太
▼図書館で借りた一発目の本はこちら。
一般本ではなく、「郷土資料」のコーナーにあったことからも普通の創業者本とはやや趣が違っていたが、
・官僚出身の創業者であること
・現代に通じる積極的なM&A戦略を展開したこと(強盗慶太と言われた所以)
・企業営利よりも都市開発という公共性を貫いたこと(特に晩年)
といったあたりが印象的。
氏の出身地が長野で良く行っていたプールのあたりであることから始まり、西武グループとの箱根山戦争、渋谷を拠点にした沿線開発、日吉に慶大を誘致した「賭け」のエピソードなどなどからは親近感もあって読み始めたら止まらないほど。岩崎弥太郎もそうだが、今ではコンプライアンス違反はおろか犯罪であるようなこともねじ伏せながら社会を変えていくダイナミックさにはゾクゾクする。
東京の人口膨張を予測して進めた「田園都市」プロジェクトでは、郊外から電車に乗って都心に通勤するという現代の生活スタイルを確立させた第一人者でもある。特に田園都市線の開通にあたっては、多くの地主との粘り強い交渉が積み重なった努力の結果であることを読んで、今や大混雑と頻繁な遅延で劣等生となっている田園都市線に対して少し批判を緩めたくなるほど(笑)
しかしこの郊外から電車に乗って都心に通勤するというスタイルも人口減少や都市機能の観点からもはや時代遅れであり、次のスタイルを確立すべき時期に来ているのだろう。サンデープロジェクトである専門家が「満員電車で通勤するような社会は貧困社会である」と発言していたが、全くその通りであると思う。
現時点での都市機能はほぼ完成形と言え、こうやって社会インフラを作り上げるような実業家が現れる余地が少ないと思われる現代は物足りない感じもするが、逆にパラダイム転換を提唱して大きく社会インフラを改善するような現代の大人物が登場することはあるのだろうか。
早速2010年のバイブル本入りが確定。
一般本ではなく、「郷土資料」のコーナーにあったことからも普通の創業者本とはやや趣が違っていたが、
・官僚出身の創業者であること
・現代に通じる積極的なM&A戦略を展開したこと(強盗慶太と言われた所以)
・企業営利よりも都市開発という公共性を貫いたこと(特に晩年)
といったあたりが印象的。
氏の出身地が長野で良く行っていたプールのあたりであることから始まり、西武グループとの箱根山戦争、渋谷を拠点にした沿線開発、日吉に慶大を誘致した「賭け」のエピソードなどなどからは親近感もあって読み始めたら止まらないほど。岩崎弥太郎もそうだが、今ではコンプライアンス違反はおろか犯罪であるようなこともねじ伏せながら社会を変えていくダイナミックさにはゾクゾクする。
東京の人口膨張を予測して進めた「田園都市」プロジェクトでは、郊外から電車に乗って都心に通勤するという現代の生活スタイルを確立させた第一人者でもある。特に田園都市線の開通にあたっては、多くの地主との粘り強い交渉が積み重なった努力の結果であることを読んで、今や大混雑と頻繁な遅延で劣等生となっている田園都市線に対して少し批判を緩めたくなるほど(笑)
しかしこの郊外から電車に乗って都心に通勤するというスタイルも人口減少や都市機能の観点からもはや時代遅れであり、次のスタイルを確立すべき時期に来ているのだろう。サンデープロジェクトである専門家が「満員電車で通勤するような社会は貧困社会である」と発言していたが、全くその通りであると思う。
現時点での都市機能はほぼ完成形と言え、こうやって社会インフラを作り上げるような実業家が現れる余地が少ないと思われる現代は物足りない感じもするが、逆にパラダイム転換を提唱して大きく社会インフラを改善するような現代の大人物が登場することはあるのだろうか。
早速2010年のバイブル本入りが確定。
内容(「BOOK」データベースより)
野望と倫理―両立しないはずの二つの情熱が男を奔らせた。まだ貧しかった日本に、“経営”の力で新しい生き方を創り出した五島慶太の凛乎とした生涯を描く。
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